超高齢社会の現状や定義 世界との比較 日本の人口構造

超高齢社会の現状や定義 世界との比較 日本の人口構造



毎年9月21日は何の日でしょう?そう、「敬老の日」です。これまで日本の社会を支えてきた諸先輩方に感謝の気持ちを示す日です。そしてそんな諸先輩方と結びつく問題が「超高齢社会」という日本の問題。今回は、超高齢社会の現状や定義、日本が世界とどれくらい違うのか、そして日本の人口構造はどうなっているのかを見ていきたいと思います。

日本の超高齢社会の現状

さて、そんな敬老の日に合わせ、総務省から2015年9月現在の高齢者人口の推移が発表されました。65歳以上の高齢者は昨年から89万人増加し、3384万人とのことです。日本の総人口に占める比率は0.8%増え、26.7%となり過去最高となりました。
その中で80歳以上の高齢者は昨年から38万人増え1002万人となり、初めて1千万人を超えたそうです。
男女の内訳は男性1462万人、女性1921万人となり、女性だけの総人口の比率は29.5%となりました。実に約3人に1人の女性が高齢者、ということになります。

よく高齢化社会と言われますが、高齢化の定義は3段階あります。

高齢化社会:65歳以上の高齢者が7%を超えた場合
高齢社会:65歳以上の高齢者が14%を超えた場合
超高齢社会:65歳以上の高齢者が21%を超えた場合

というわけで、日本はとっくに高齢化が始まっており7%を超えたのは1970年です。
そこからものすごいスピードで社会が高齢化していき、21%を超えたのは2007年でここから超高齢社会に突入し、現在も増え続けているという状況です。

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日本と世界との比較

世界の先進国と比較してみます。まず、高齢化社会から14%を超えた高齢社会に移ったスピードの比較です。日本は1994年に比率が14%を超えたので、1970年から24年で高齢社会になりました。
ドイツは42年、フランスは114年と言われているので、日本の高齢化スピードがものすごく速いのがわかります。
そして現在の高齢化比率ランキングです。(2014年統計)

1位 日本(25.9%)
2位 ドイツ(21.5%)
3位 イタリア(21.3%)
4位 ギリシャ(19.9%
5位 フィンランド(19.7%)

このようになっています。
日本が群を抜いているのがわかります。更に日本は「少子高齢化」です。以下は世界保険機関(WHO)が発表した2013年の15歳以下の人口比率ランキングで日本は192位で13%となっています。ちなみに192番中192番。つまり最下位です!同列にはドイツとカタールがいます。
日本の高齢者人口が一番低かったのは1935年(昭和10年)で4.7%でした。ですが、この頃の出生率は4.1人です。当時日本人の人口は7千万人くらいでしたが、太平洋戦争期間を含む1930年代から1947年までの間、出生率は4.5人まで増えました。その後、戦後復興の影響で1950年代から1970年代前半まで出生率は2人台となり、その後どんどん減っていき現在は1.5人も切っている状況です。
また、医学の進歩により死亡率が下がり、長寿化していることも要因の一つです。日本の平均寿命は1960年代65歳だったのに対して、2010年では83歳となり、50年間で18歳も長寿化しています。このように超高齢社会に日本はなるべくしてなったわけですが、ではこの状況はいつまで続くのでしょう?

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日本の人口構造

人口の山は完全に上記の期間に生まれた高齢者にあるのはわかりますが、彼らの子供、いわゆる「団塊ジュニア世代」が次の山になります。
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※U.S. Department of Commerce, International Data Base
この図でわかるように60〜64歳に第一の山があり、40〜44歳に第二の山があります。つまり、第二の山の世代が生きている限り、出生率を劇的に上げなければ超高齢社会から抜け出すことはできません。少子高齢化社会は日本にとって、本当に厳しい状況です。

以上、超高齢社会の現状や定義、世界との比較と日本の人口構造でした。

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