関東のホタル2017 鑑賞時期と名所・穴場情報!条件を抑えれば乱舞が見られる!

日本の夏の風物詩のひとつ「ホタル観賞」。その幻想的な光はとても美しく癒されますね。ホタル観賞の時期は全国各地で異なるのをご存知ですか?また、鑑賞時期になっていても条件がそろわなければホタルを見ることはできません。
今回は2017年の関東のホタル観賞の時期や名所、おすすめ穴場スポットやたくさん飛び交うときの条件などをご紹介します。
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ホタル観賞時期、2017年関東
ホタル観賞に最適な時期は桜前線と同様に、南から北へと上っていきます。2017年の関東の最適な時期は例年通りだと5月下旬〜7月上旬頃と予想されます。ピークは6月中旬頃になるでしょう。
ただし同じ地域でも高低差のあるところは時期がずれることがありますので、次のホタル観賞の条件とコツで詳しく説明します。
ホタル鑑賞の条件、コツ
ホタルは水のきれいな清流、比較的小さな小川で見ることができますが、同じ川でも上流から下流にかけて、見られる時期がずれることもあります。上流に行くほど遅くなるので、中流域でホタルの乱舞が出たという情報を得たら、少し上流に行ってみるのもたくさんのホタルを見るコツです。
また、ホタルが多く飛ぶ気象条件は、
・気温が20度以上の日
・雨上がりで湿気があり、生暖かく感じる日
・風のない日、もしくはそよ風程度の日
といわれています。
時間帯は19:30~21:00頃までが観賞に最適とされています。ホタルは一晩に2度ほど乱舞します。真夜中2:00〜3:30頃にも出てくるので、見ることができますが、近隣への迷惑などを考えるとやはり早い時間帯の方がおすすめです。
このことから、梅雨の合間、夕方頃に雨が上がった日で、風がなく湿気が多い日があれば、ホタル観賞にうってつけの条件が揃います。
関連記事:2017年ホタルの観賞時期はいつ?関西の名所、穴場スポットや乱舞に遭遇するコツ!
関東のホタルの観賞名所
関東にあるホタルの観賞名所をいくつかご紹介します。
【よみうりランド(聖地公園)】
東京都稲城市にある遊園地よみうりランドでは、近年あまり見ることのできなくなったホタルを取り戻すために、聖地公園の環境づくりを行いホタルの飼育を行っており、営業時間終了後に「ほたるの宵」が開催されます。
(よみうりランド ほたるの宵の様子)
所在地:東京都稲城市矢野口4015-1
期間:2016年は6月3(日)~7月3日(日)までの金・土・日曜日の夜に開催されました。
問合せ:044-966-1111(よみうりランド)
駐車場:あり/2000台/1日1500円(期間中は夜のみ500円)
【厳島湿生公園】
神奈川県内でも稀な清水が湧き出る湿生地を復元・保全目的に整備された公園で、ホタルの自然発生に地元の人たちが取り組んでいます。
所在地:神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1310
期間:5月中旬~7月
問合せ:0465-81-3901(中井まち整備課)
駐車場:あり/約20台/無料
【秩父ミューズパーク】
埼玉県で一番キレイにホタルを見ることができるともいわれている「秩父ミューズパーク」。秩父ネイチャークラブの方々により草刈やホタルの幼虫のエサになる“カワニナ”を増やす努力がされており、環境が守られています。
所在地:埼玉県秩父郡小鹿野町長留2523
期間:6月下旬~7月上旬
問合せ:0494-25-1315(秩父ミューズパーク管理事務所)
駐車場:あり/1138台/無料 ※期間中、中央広場駐車場を開放
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関東のホタルの観賞おすすめ穴場スポット
上記の名所は、有名なので時期になると見物する人達が多く訪れます。ホタルは騒がしかったり、飛んでいるところへ入り込んだりすると出てこないですし、風情は静かに楽しみたいものですよね。
というわけで、関東にあるホタル観賞の“穴場”といわれているおすすめスポットをご紹介します。
【東京】
■昭和の森 車屋
昭和の森 車屋は、池を配した庭園を眺め、食事をしながらホタル観賞をすることができる日本料理店です。ホタル観賞の時期は予約制となっており、個室も完備している為、ゆっくりとホタルを見ることができます。
所在地:東京都昭島市昭和の森フォレスト・イン昭和館1F
期間:7月
問合せ:042-542-3333
駐車場:あり/30台/無料
■養沢川周辺
都心からそう遠くない場所ながら、緑深い山の中にある養沢川周辺では、ホタル観賞の為の遊歩道が整備され、ホタルが見やすいポイントにホタルの描かれた竹筒が立てられるなど、観賞しやすい環境が作られています。
所在地:東京都あきる野市養沢川周辺
期間:6月下旬~7月中旬
問合せ:042-595-1135(あきる野市観光まちづくり活動課)
駐車場:徳雲院の駐車場が利用できます。(徒歩10分程度)
【神奈川県】
■県立座間谷戸山公園
縄文時代以降、人々の生活の場としての豊な自然を残す、県立座間谷戸山公園。湧き水の出る谷や湿生生態園では、ホタルが自然に生息しています。
所在地:神奈川県座間市入谷3-5994
期間:6月中
問合せ:046-257-8388
駐車場:あり/146台/無料
【千葉県】
■泉谷公園
千葉県緑区おゆみ野にある泉谷公園では、ホタルの発生期間中の金曜日にほたる生態園で人口飼育したゲンジボタルを、池や水路周辺に放しています。水路の清掃や汚泥の採取などを実施し良好な自然環境づくりを行うなど、ホタルを守る活動が行われています。
所在地:千葉県千葉市緑区おゆみ野中央6-11
期間:5月下旬~6月上旬
問合せ:043-294-2884(緑公園緑地事務所)
駐車場:あり/26台/無料
【埼玉県】
■下吉田関地区
関地区大池周辺では、夕暮れになると美しいホタルが飛び交います。ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルを見ることができます。「ただがね農園」というイチゴ狩りなどができる施設で、この時期ホタル観賞の案内が出されています。
所在地:埼玉県秩父市下吉田
期間:6月中旬~7月上旬
問合せ:0494-77-1111(秩父市吉田総合支所地域振興課)
駐車場:あり(ただがね農園内)
ホタル観賞の持ち物や注意点
レストラン内からホタル観賞をする場合を覗いては、屋外の自然の中での鑑賞になります。また、暗い中での鑑賞なので、様々な注意点があります。持っていくと便利な物もご紹介します。
【持ち物】
・懐中電灯(足下を照らすためでホタルを直に照らさない)
・虫除け
・タオル
【鑑賞の注意点】
・捕獲しない(その場で鑑賞するだけにしましょう)
・ホタルがいるところへ直接入らない(驚いて光らなくなったり、幼虫を踏んでしまいます)
・騒がない(近所迷惑にもなります。静かに鑑賞しましょう)
・撮影時はフラッシュは使わない(ていうか、写らない)
まとめ
2017年の関東でのホタル観賞について、時期や名所、穴場スポットなどをご紹介しましたが、これ以外にも関東にはホタルを観賞することのできるスポットがまだまだ沢山あります。
ホタルの観賞は家族や恋人同士でもとても楽しいひと時です。鑑賞の条件やコツ、注意点を守って楽しみましょう!
以上、「関東のホタル2017 鑑賞時期と名所・穴場情報!条件を抑えれば乱舞が見られる!」でした。