いま住んでいるマンションに永住するつもりなら、何の問題も有りません。
けれど、住み替えを考えているなら、あなたが思うほど時間は無い。
煽ったってムダ!
そんな、ステマには踊らされない!
そんな誤解を解消します。
中古マンション市場は、バブルが続いてる
先行きには、暗い話しかない
こんな内容を知って、スッキリしよう。
このまま、中古マンションのバブルが続くと思うなら、動かない方がいい。
そうでないなら、考えどころです。
この記事のグラフ・元データは、下記サイトのデータを引用しています
- 国立 社会保障・人口問題研究所
- 公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)
中古マンション市場は、絶好調
中古マンションは、高値で売れ続けている
2008年のリーマンショックがやっと収まった2012年以降、
中古マンションの価格は上昇し続けてます。
2012年に38万円だったのが、2020年には56万円を超えてます。
わずか7年で、m2単価は、1.5倍!
2020年上期には、一瞬コロナの影響で下落したけれど、直ぐに織り込んでます。
中古マンションは、値引きしなくても売れ続けている
中古マンションの売り出し価格と成約価格の差(乖離率)は、5%以下にまでなってます。
売り出し価格から、5%以下の値引きで成約してます。
ほとんど値下げせずに、売れていく。
乖離率の低さから、マンション売り出しから成約までの期間も短いと考えられます。
成約単価、乖離率ともに絶好調!
マンション売却価格が高騰している理由
上昇を続ける原因は、いろいろ分析されているけれど、代表的なのはこの3つ。
- 都心回帰
バブル崩壊で都心に住宅需要が戻った - 金融緩和
低金利による住宅ローン需要 - インバウンド
海外からの投資による物価高騰
高騰の3要因とも、かげりが見えてるのが、気になる。
マンションを早く売った方がいい3つの理由
マンション売却価格の高騰の終端は、見え始めてます。
3つの理由で、バブルは遠からずはじける。
- 人口の減少
- 財政緊縮
- インバウンドの終焉
1.人口の減少
少子化により、日本の人口は今後減少の一途をたどる。
『日本の将来推計人口(平成29年推計)』によると、2040年頃には1億人を下回る見込みです。
当然、人口が減ればマンションの需要も減ります。
それに、2025年には超高齢化社会となり、3人に1人は65歳以上です。
マンションを買おうとする年代の人口は減ります。
マンション需要は減るばかり。
マンション需要の低下は地方から始まり、いづれ都心にも到達します。
都心回帰の需要は、長続きしない
2.財政緊縮
超低金利の時代が、いつまで続くのでしょうか?
全ての産業が低迷してます。
以前のような税収は望めません。
税収が少なくなる分を、どこから持ってくるのか?
どんな形かはわからないけれど、増税は避けられない。
単に物価高によりその分の税収は増えるけど
それだけじゃ不足する
東日本大震災からの復興のための『復興特別所得税』がいつまで続くか知ってますか?
2.1%の所得税増税は、2037年まで続きます。
それに、増税が加わります。
増税が聞こえが悪ければ、社会福祉料の増額になるだけ。
購買意欲は減衰するに違いない。
何より、皆の収入が減っている。
マンションを買おう!
そんな空気になるはずも無い。
3.インバウンドの終焉
今、円安を背景にインバウンドで好調な分野もあります。
けど、内外の金利差がこのまま続くとは思えない。
いずれ、円安も是正されていきます。
期待が大きかった分、資金が退いて行くのも早い。
あなたのマンションは、いつまで高く売れるのか
マンションの築年数と成約m2単価のグラフです。
当たり前ですが、マンションは、築年数が浅い方が高く売却できます。
築10年を過ぎると、成約単価の落ち方が大きくなってきて、30年で底に着く。
あなたのライフプランにもよるけれど、
損得だけで見るならば、10年以内に売却すると高値で売れやすい
『築浅』には惹かれる
誰でも、新しいマンションの方が好ましいに決まってます。
『築浅』の広告には、目が止まりやすい。
『築9年』と『築11年』では、印象がかなり違うと思いませんか?
【不動産バブル】売るなら今の内な3つの理由 まとめ
もうはまだなり まだはもうなり
もうここが底値・高値かと思うとさらなる下落・上昇があり、
まだ動くだろうと思うとすでに限度に達している。
中古マンションの売却価格は、高騰を続けています。
このバブルがまだまだ続くとお思いなら、マンション売却を急ぐ必要はありません。
明日の方が、今日より高く売れる。
けれど、この先明るい話題は少ない。
あなたのマンションもどんどん古くなっていく。
もし、近い将来に住み替えを考えているのなら、あまり時間は無い。
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