マンション売却一括査定で好印象だった会社をピックアップして
実際にマンションに来て貰い、現物を評価する『訪問査定』を受けます。
何を準備すれば良いの?
一括査定と訪問査定で差は出るの?
信頼できる不動産会社か、何を見ればいいの?
そんな疑問を解消します。
訪問査定なんて滅多に経験する事じゃ無いので、勝手が解らないのは当たり前。
- 訪問査定までにやることは、基本的に無い
- 訪問査定中にあなたが査定すべきこと
- 信頼できる会社かは、『その人を信頼できるか』
こんな内容を知ってスッキリしよう。
訪問査定を受けるなんて、一生にそう何度もある事じゃない。
素人の素のままで臨めばいい。
訪問査定までにやること
事前にやって置くことは2つ
- 必要書類集め
- 部屋の掃除
1.必要書類集め
- 登記簿謄本
- 売買契約書
- 部屋の図面
- 設備の仕様
- 管理規約
本や指南サイトにはあれこれ必要なものが色々書いてあるけれど、会社を休んでまで取り揃える必要は無い。
不動産会社とアポを取ったとときに何が必要か聞けばいい。
解らなければ、解らないと言えばいい。
不動産会社が調べてくれます。
マンションを買った時に、書類一式を貰ってるはず
それがあれば、大抵事足りる
マンションを買ったときに、書類一式の入った重厚なクリアファイルを貰ってるはずです。
大抵、仕舞いこんでそれっきりになってる、アレです。
どこに仕舞い込んだかぐらいは何とか思い出して、引っ張り出しておこう。
後は、あなたの身分証明証として、運転免許証が有ればOK!
サギ師のドラマや映画でよくありますよね!
その家と全く関係無いサギ師が、留守の家に入り込んで住人の振りをしてダマすやつ
その対策かもしれない
- マンションを買った時の書類一式
- 運転面免許証
その他、ローンの残債が幾ら残ってるとか、希望売価とかはステップ1で準備済みですよね?
不安なら、振り返って置こう。
2.部屋の掃除
不動産会社が来て、マンションの部屋中を見て回る。
見られてもマズくない程度には掃除しておこう。
ゴミ屋敷状態じゃまずいからね!
買取希望者が来る訳ではなので、ハウスクリーニングとかは要りません。
掃除のついでに、床暖房とかの普段使ってない設備が動くかチェックするのもいい。
向うはプロだから、掃除の有無で査定価格が変わるとも思えないけど
他人に見せるのだから、礼儀として掃除しておくと気持ちいい
ついでに断捨離もアリ
訪問査定当日の流れ
不動産会社が部屋を見て回り、状態をチェックします。
基本的には、聞かれたことに答えるだけでいい。
ウソはダメ
高値で売りたい気持ちは解るけれど、ウソはダメです。
- 給湯器の調子が悪い
- 上の階の人と騒音トラブルになっている
- 隣の住人が面倒な人だ
これらのマイナス面を隠して売却し、後から露見すると面倒なことになります
告知義務違反を問われて、損害賠償請求されることもある
説明事項に記載する必要が有るか無いのかは、不動産会社が判断してくれます。
判断に迷うことも含めて、包み隠さず話したほうがいい。
キレイごとを言う気は無いけれど、あなた自身に後ろめたい気持ちが有ると、次の新しい家に行っても心から喜べない。
もし、あなたが
イヒヒ!
うまく隠して売り抜けた!
そういうタイプならば、あなたに掛ける言葉はありません。
あなたの人生なのだから、あなたの思うように生きればいい。
訪問査定中にあなたが査定すべきこと
訪問査定中にあなたがするべきことは、
査定している人間の査定です。
訪問査定は、2時間足らずで終わります。
その2時間で、不動産会社の良し悪しを見抜かないといけない
どこをどう見て見抜くのか?
結局は人を見るしかない
どんなに大手の不動産会社でも、
どんなに高額査定をしてくれたとしても
不動産会社の担当者と相性が合わないと上手くいきません。
取引、ビジネスなのだから
相性など関係無い!
もちろん、正論です。
けれど、人の第一印象は意外と当たる
自分のことをカモだとと思ってる人の第一印象が良いはずがない
高額査定で釣って置いて、放置して値下げを要求してくるような人は、何となくわかるものです。
スピリチュアルな話をする気は無いけれど、
人の感覚は鋭い。
第一印象を理性で押さえつけるようなことはしない方が良い。
高額査定の理由を聞くのもいい
念を押すのであれば、相場価格より高い理由。
高額査定の理由を聞いてみればいい。
素人の素朴な質問が、一番答え難かったりします。
素人だと思って、専門用語で誤魔化そうとしたり
根性論で『ガンバリマス!』なんて言うかもしれない。
私の失敗談
モチロン、高額査定をしてくれた大手の不動産会社に来てもらいました。
身なりの整った、如何にも仕事の出来そうな30歳くらいの方が来られました。
テキパキと査定して頂いた。
さすがに1社だけではマズいと思い、即決はせずに2社目の不動産屋に連絡を入れました。
こちらも負けない大手不動産会社。
ビシッとしたスーツの体育会系の20代と、ごま塩頭のインテリ風40代?の方2名で来られた。
こちらは部屋の中はサラッと形だけ見た感じ。
そして、提示された査定額は前の会社とほぼ同じ!
しかし、熱血な若者の熱意にほだされて、陥落してしまいました。
他にどんな選択肢が有ったのかもわからないまま、『専任媒介契約』してしまった。
その場で決めたのは大失敗だと気点いた時にはもう遅い。
さらに自分のマンションの別部屋が、私の査定額以上で売れたと聞いたのはずっと後の話。
その5:訪問査定の結果は? まとめ
- 訪問査定までにやることは、基本的に無い
- 訪問査定中は、あなたが担当者を査定する
- 会社の知名度より『その人を信頼できるか』
よほど室内が荒れていなければ、机上査定と訪問査定は大きく違わない。
差異についての説明があるはずなので、納得できるかはあなたしだい。
いずれにしても、その場では即決せずに後日回答にしよう。
冷静になって考える時間が必要です。
冷静になって考える時間が必要です
不動産会社の選びがマンション売却のキモです
どこかにわだかまりが有るのであれば、
別の一括査定サイトを使って、他の不動産会社も試してみたほうが悔いが残らない。
併せて読みたい