2020年に開催される東京オリンピック。小池百合子都知事の「レガシーの残る大会に」という言葉をよく耳にしますが、そのレガシーのひとつである選手村がどこに建設されるのかご存知ですか？今回は2020年東京オリンピックの選手村の場や詳細についてまとめました。

東京オリンピック2020選手村の場所の候補

2020年東京オリンピックの選手村は、東京のウォーターフロントと呼ばれている中央区晴海に計画されているそうです。東京圏にある33の競技会場のうち、28会場が半径8km圏内に位置し、その中心に選手村は位置します。
東京都では、多様な人々が交流し、快適に暮らせる街づくりを目指して「選手村大会終了後における住宅棟のモデルプラン」をとりまとめ、整備に取り組んでいるとのことです。住宅棟については、選手の宿泊施設として一時使用した後に、計約6000戸が分譲・賃貸マンションなどの住居として整備され、様々な年齢層と家族構成の街を形成、敷地内に学校や4階建ての商業棟も建設し、約1万人規模の街に生まれ変わる計画となっているそうです。
構想では、晴海地区の一部に水素ステーションを設け、パイプラインで各街区に水素を供給。再開発で建設する住宅棟の共用部などでは、次世代型燃料電池を利用できるようにするとのことです。

選手村は都有地44ヘクタールに整備され、大会中は約1万7000人が滞在します。選手の居住スペースの他にプールやジムなどの施設も建設される予定です。

所在地：東京都中央区晴海五丁目地内
アクセス：都営大江戸線「勝どき駅」下車徒歩約10分
東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「新豊洲駅」下車徒歩約20分

この周辺の晴海エリアは、交通の便が悪く東京都心にしては地下が比較的安価でしたが、東京オリンピックの開催が決定してからは、現在建設中の高層分譲マンションに申し込みが殺到しているそうです。その他にも、選手村に近い月島地区や勝どき地区などの再開発が進んでおり、この地域に住みたいと考える人も増えているそうです。

ボート、カヌー・スプリントの宮城県会場の選手村は？

連日報道されているボートとカヌー・スプリントの会場見直し問題で、代替候補地に宮城県があがっていますが、この場合の選手村はどうなるのでしょう？
ボートとカヌー・スプリントが宮城県の長沼ボート場で行われることになった場合、東日本大震災の仮設住宅を選手村として転用する案を検討しているそうです。
選手村に使う仮設住宅は、浴室やトイレを備え、柱などに一般住宅と同じ部材が使用された「丈夫なタイプ」のものを改修して利用。長沼ボート場から約6kmの仮設住宅団地などを活用する方針とのことです。「復興五輪」という位置づけを明確するのが狙いといわれており、大会終了後はボート競技者らの合宿所や全国高校総体（インターハイ）のボート競技の開催を呼び込むなど、オリンピックのレガシーにしたい考えのようです。

長沼ボート場からの距離を考えると「イオン南方店跡地応急仮設住宅」が候補に上がりそうです。

まとめ

2020年東京オリンピックの選手村の建設予定地は中央区晴海地区のようです。1964年開催の東京オリンピックでは、その後の都市活動に欠かせないインフラが残されました。2020年の東京オリンピックでも水素ステーションの設置や次世代型燃料電池の導入など、これまでにない先進的な環境都市となるようで、大会終了後も都民に親しまれる魅力あるレガシーのひとつとなることを期待したいですね。

以上、「東京オリンピック2020　選手村の場所候補はここ！」でした。

関連記事：東京オリンピック2020 開会式の日程はいつ？会場の場所情報

関連記事：東京オリンピック2020　会場見直し！新しい候補はどこ？

関連記事：東京オリンピック2020　問題点を整理！経済効果によるメリット、デメリットは？

関連記事：東京オリンピック2020　日程、開会式、閉会式はいつ？競技別の日程、競技場リスト

関連記事：東京オリンピック2020 記念硬貨（メダル）の予約はいつから？申込み方法はこちら

関連記事：東京オリンピック2020 ボランティア募集条件情報！ 種類やユニフォームは？