夏のボーナス支給日や平均額、使い道は?

夏のボーナス支給日や平均額、使い道は?

サラリーマンにとって夏と冬の最大の楽しみ「ボーナス!」。きっと奥さんや子供からも期待されていることでしょう。このために日々の辛い仕事を頑張ってきたというアラフォーパパも沢山いると思います。ボーナスとは家族みんなを巻き込んだサラリーマンの一大イベント。この日のために色々と使い道を話し合ってきたことでしょう。

そして会社の景気動向やそれに伴う支給額に一喜一憂する・・・。

というわけで、今回はこんな項目をご紹介します。

◯夏のボーナスの支給日はいつ?
◯夏のボーナス平均額
◯みんなが考えている使い道
◯そもそもボーナスっていつ始まったの?

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夏のボーナス支給はいつ?

ボーナスの支給日は公務員と民間の一般企業で働くサラリーマンとでは違いがあります。

【公務員】
国家公務員は法律により、地方公務員は条例によりボーナス(賞与)が支給されています。時期はきっちり決まっていて、国家公務員は6月30日。地方公務員もほぼ同日なので、公務員の夏のボーナス支給日は6月30日となっています。

【民間・一般企業】
民間一般企業はその企業の考えによって、支給形式も様々でそもそもボーナスはないという企業も存在します。逆に四半期毎で年4回支給するという会社もあります。一般的に夏と冬の年2回支給するケースを例にすると、夏のボーナス支給日は、6月末〜7月上旬というところがもっとも多いようです。

というように公務員、一般企業サラリーマンともに6月末〜7月上旬には支給されていることになります。ですから、この時期になると色んな企業やお店が「夏のボーナスセール」などの企画を開始します。
5月末や6月上旬になにか欲しいものが出てきたら、もう1ヶ月ほど待てばボーナスセールと重なって物が安く手に入るチャンスがくるかもしれません。

夏のボーナス平均額

続いてボーナスの支給平均額を調べてみました。

【公務員】
国家公務員の2015年夏のボーナスは、管理職を除く一般行政職(平均年齢:36.4歳)で平均約61万9900円でした。前年から5.6%アップした金額でした。理由は民主党政権の影響で2013年まで下降傾向にあったのですが、政権が自民党に戻ったことにより日経平均株価が上昇、円安も進み公務員の待遇見直しが行われ、2014年から上昇に転じたためです。
この結果から、引き続き2016年夏のボーナスの支給額も微増すると見られています。恐らく63〜65万円くらいではないかと考えられます。

【大企業】
東証一部上場で従業員500名以上の主要20業種大手245社を調査対象とした大企業の場合です。平均年齢は38.5歳です。
2015年夏のボーナスは82万5356円で3年連続アップと好調が続いています。2016年に入り中国の影響で日経平均株価が下降傾向にあり、世界の資産が円買いが進み円高傾向でありますが、ボーナスについては2016年も引き続きアップ傾向であると考えられるので83万〜85万円くらいではないかと予想されます。

【中小企業】
中小企業は東京都内の1000の中小企業労働組合の集計によるもので、平均年齢は38.6歳です。
2015年夏のボーナスは79万12円で前年2.06%アップしました。2016年夏のボーナスは公務員、大企業と同様中小企業も平均的には上がる傾向かと見られます。おそらく80万〜82万円くらいではないかと思われます。

ちなみに全業種(公務員、民間企業)を全部合わせた2015年夏のボーナスは61万9000円でした。(※価格コム調査参照)
これには上記に含まれていない地方公務員、全国の中小企業を含めた平均です。
ボーナスの平均額は計算方法によって大きく変わるので、サイトによっては30万円台と書かれているところもあります。これには元々ボーナス制度を導入していない企業も含まれているので低くなってしまいます。

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みんなが考えている使い道

では支給された際にみんなが考えている使い道はなんなのでしょうか?2015年夏のボーナスの使い道ランキング5位までを記載しました。

順位 用途 価格コム調査 前年比
1位 貯金 195,874円 +7.6%
2位 ローン返済 187,677円 +0.6%
3位 金融商品(株、投資信託、外貨預金など)の購入 166,402円 +27.6%
4位 旅行・外出(海外) 159,586円 +9.0%
5位 子供の教育費 145,573円 +2.6%

やはり貯金、ローン返済、投資(金融商品)が大きいです。アラフォーパパならうなずけると思います。皆さん後々のために残す傾向にあるのがわかります。特に3位の金融商品の購入の前年比2桁で上昇しているので、未来への不安を感じているのが読み取れます。2016年の夏のボーナスも基本的にこの傾向は変わらないのではないかと予想されます。

ちなみに何か形になる物を購入するのは7位で73,508円でした。ではその金額で何を買うのかのランキングです。

順位 項目 シェア(全体比)
1位 洋服・ファッション関連 16.6%
2位 本・雑誌・漫画 8.3%
3位 家具・インテリア 8.1%
4位 ノートパソコン 8.0%
5位 カメラ・スマートフォン 7.4%

ボーナスが出たからって、高額な物を買うわけではないんですね。1位の洋服・ファッション関連は家族の分も含めると回答は多くなるのはうなずけます。2位に本・雑誌・漫画が入っているのが少し驚きました。大人買いするということでしょうか?
ちなみに冬のボーナスでは、ここに「おもちゃ」がランクインしてきます。アラフォーパパなら納得ですよね。

そもそもボーナスっていつ始まったの?

なんだか当たり前のように時期が近づくと期待に胸を膨らませているボーナスですが、そもそもボーナスという制度はいつ、なんのために始まったのでしょうか?

歴史を紐解くと実は江戸時代にはボーナス制度があったようです。
その店の主人や職人の親方などが奉公人に対して、ある時期に着物を与える習慣があり、これがボーナスの始まりと言われている。当時は「お仕着せ」と呼んでいたそうです。お盆や暮れの恒例として「お仕着せ」がだんだん広まっていき毎年の行事のようになっていったそうです。現代のボーナスに共通した考え方ですよね。

今の欧米的なボーナスの始まりは1876年に船舶ビジネスを手掛けていた三菱が、社員をねぎらうために与えたものがはじまりのようです。額は給料の約1カ月分。これが1888年頃に定例化していき、徐々に様々な企業に広まっていったとされています。

欧米ではボーナスは成功報酬という考え方が強く個人の仕事の成果に対して支払われます。ボーナスというよりインセンティブの要素の方が強くなります。今の日本でもその考え方は定着していますが、江戸時代からの行事という要素も混ざり独自の進化をしたと言えます。

ちなみに「ボーナス」という言葉の起源は古代ローマの成功や収穫の神「Bonus Eventus(ボヌス・エヴェントス)」が起源になっているそうです。それがラテン語の「予期しない贈り物」という意味の「ボナス(Bonus)」になったのだそうです。

またボーナスは自分が所属する会社の業績によって左右されるので、自分が必死で頑張って実績を出したとしても会社全体の業績が悪ければボーナスの額も下がってしまうこともあります。過去にはリーマン・ショック直後、大企業でもボーナスなしという会社がいくつもありました。

まとめ

いかがでしたか?とはいえボーナスはやっぱり半年に一度の楽しみ。家族の絆が深まるきっかけであるのも間違いないです。少しでも多く支給されるのを期待したいですよね。

以上、「夏のボーナス支給日や平均額、使い道は?」でした。

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