台風10号 2016 最新進路!沖縄から戻ってくる理由!長寿なのはなぜ!?

8月19日に伊豆諸島沖で発生した台風10号ですが、当初は珍しい動きをしていて南西方面の沖縄に向かって進路を取っていましたが、25日になり急に逆走を始めました。つまり北東方面に向かって進み始めたのです!
なぜ台風10号はこんな動きをするのか、その理由と通常の台風に比べ長寿命で勢力も強いのはなぜなのか解説したいと思います。
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台風10号の最新進路
(参考出典:tenki.jp http://www.tenki.jp/forecaster/diary/katsunari_fujino/2016/08/25/51891.html)
このように19日に伊豆諸島沖で発生した後、南西の沖縄方面にふらふらと進んでいた台風10号は、25日、急に進路を北東にとり再び日本に向かって進んできました。さらに勢力を強めながら30日には発生した伊豆諸島にまで戻ってくる可能性があります。
台風10号はなぜ沖縄から戻ってくるの?さまよう進路の理由
今回、台風10号はなぜこのような奇妙な動きをしているのでしょうか?理由は18日頃の台風の状況が関係しています。
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このように台風9号、10号、11号とトリプル台風が存在していました。
9号と11号に発生時期と場所により、10号は間に挟まれ、はじき出されるように南西方面に進んでいったのでした。その後9号、11号は北に進路を取り進んでいったことで、25日になり阻まれるものが10号にはなくなりました。これにより10号も本来の進路、つまり北側に進み始めたのです。
こうして通常の台風とは違う奇妙で不思議なさまよう進路をとったというわけです。
台風10号はなぜ長寿命なの?
通常台風の寿命は発生してから数日北上して温帯低気圧に変わるというものがほとんど。台風10合は19日に発生しているので26日時点で8日間存在していることになります。また、30〜31日にかけて勢力をさらに強くして、東日本から北日本に上陸する恐れがあると言われています。そうなると13日間存在していることになり、台風としては長寿命で過去最高になります。
これまでの台風長寿命記録は、1970年の台風12号が9日と6時間でした。この記録を遥かに上回るご長寿台風になります。
まとめ
19日に発生した台風10号は、これまでにない不思議な進路を取っています。25日から再び進路を北東に取り、本州に接近しています。30〜31日には東日本から北日本にかけて上陸する恐れが出てきています。なぜこのようなさまよう進路を取ったかというと、同時期に発生した台風9号と11号の存在があります。9号と11号の存在で10号は通常の台風とは違う南西に進むことになり、9号、11号がいなくなったため本来の進路である北東に進み始めました。
その間に勢力が強まったことで寿命も長くなり、記録されている過去最高の長寿命の台風となっています。
以上、「台風10号 2016 最新進路!沖縄から戻ってくる理由!長寿なのはなぜ!?」でした。