小春日和とはどういう意味?いつ頃か正確に言えますか?

『小春日和』って言うけど、どういう意味なのかご存知ですか?「小春」というくらいだから春のことだと思いますよね?さていつ頃のことを指すのか?今回は小春日和についてご紹介したいと思います。
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小春日和とは?意味は?
「小春日和」とは、ポカポカ暖かい穏やかな秋の日のことです。秋から冬の移行時期に使われます。「小春」は旧暦でいう10月、「日和」は空模様や天気という意味があります。
「春」とついているのに陰暦では10月を指すことに、違和感を覚える人も多いのではないでしょうか?国語に関する世論調査によると、小春日和という言葉を「春先の頃の穏やかな天気」だと思っている人は41.7%、正しい意味で使用している人は51.7%のみという結果なので、いかに小春日和のことを間違えて認識している人が多いのかということがわかります。
秋の晴れた日に「今日は小春日和ですね」なんてご近所さんに声をかけても、首を傾げられてしまう可能性が高いということです。
こういった傾向を受けてか、近年、3月~4月に生まれた女の子の赤ちゃんに「小春」という名前を付けるケースが増えてきています。名づけの由来はそれぞれですが、小春=旧暦の秋だということを知っている人には「秋生まれなの?」と言われてしまうかもしれませんね。春に生まれたから「小春」と名付けようと思っているパパは要注意ですよ。
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小春日和はいつ頃?時期は?
小春日和は手紙の時候の挨拶でも使われる言葉です。いつ頃から使うかに関しては、立冬を過ぎてから。陰暦なら10月、太陽暦なら11月から12月頭ということになります。2016年の立冬は11月7日ですから、手紙や挨拶で使用するのならこの時期を過ぎてから使うといいでしょう。
海外にも、小春日和に相当する言葉があります。アメリカの言葉で有名なのが、「インディアン・サマー」。朝晩冷え込んで霧が立ち込めはじめると、インディアンたちが焚火をし始めることからこのような名前がついたのだそうです。
ドイツでは、「老夫婦の夏」。お年寄りが公園のベンチでくつろぐ姿が由来だという説と、クモの糸が太陽の光に輝いて老婦人の白髪のように見えるからという2つの説があります。現地では、9月末から10月頭にかけて現れやすい特徴的な気候なのだとか。日本でいう小春日和も1か月ほど早い到来ですね。
まとめ
小春日和とは、秋から冬に移行する間の「暖かい日」を指す意味で使われます。いつ頃訪れるかは体感的には差はあるものの、立冬を過ぎた11月から12月頭にかけて使われることが多いです。大人でも「小春=春の陽気」と勘違いしている方が半数近くいるので、自分の子どもには小さいうちから意味を教えてあげたいですね。
以上、「小春日和とはどういう意味?いつ頃か正確に言えますか?」でした。