2017年彼岸入りと彼岸明けはいつからいつまで?意味やおはぎを食べる理由

2017年彼岸入りと彼岸明けはいつからいつまで?意味やおはぎを食べる理由

「暑さ寒さも彼岸まで」と良く耳にしますが、お彼岸の意味などは詳しく知らない、という方も多いのではないでしょうか?今回はお彼岸の意味や、2017年の彼岸入りと彼岸明けについて、またなぜお彼岸におはぎを食べるのかなどの理由をまとめました。

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2017年彼岸入り、彼岸明けはいつからいつまで?

お彼岸は年に2回、春と秋にあります。春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日、計7日間のことを“彼岸”と呼びます。
2017年の彼岸入り、彼岸明けは

春:3月17日~3月23日(春分の日は3月20日)
秋:9月20日~9月26日(秋分の日は9月23日)

になります。

お彼岸の意味

お彼岸とは雑節の一つで、語源はサンスクリット語の“パーラム”の意訳で、仏教用語としては「波羅蜜(パーラミター)の意訳「至彼岸」に由来するといわれています。つまり「彼岸」という場所に至ること、と解釈されています。
彼岸は春分の日・秋分の日を中日として、前後各3日間の計7日間の期間をいいます。この期間の最初の日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」といい、この期間に行われる仏事を「彼岸会(ひがんえ)」と呼びます。期間中は俗に、中日にはご先祖様に感謝し、残る6日間は悟りの境地に達する為に必要な6つの徳目「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を1日に1つずつ修める日とされています。

六波羅蜜とは、

①布施(ふせ):貪欲の気持ちを抑え、見返りを求めず相手の幸せを心からいのり恵を施す。 
②持戒(じかい):教え(戒め)を守り、人間らしい正しい生活をする。 
③忍辱(にんにく):耐え忍び寛容になること。
④精進(しょうじん):努力を怠らないこと。
⑤禅定(ぜんしょう):いかなる事にも動揺せず、落ち着いて冷静に見極める心。
⑥智慧(ちえ):愚痴の心を対治し迷いを断ち、真理や道理を見極める。

以上の、大乗仏教の求道者が実践すべき6つの徳目のことをいいます。
春分と秋分の時期が「彼岸」とされるのには、昔から仏様がいる極楽浄土は西にあるとされており、太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日と秋分の日が彼岸(ご先祖様がいる世界)と此岸(現代の世界)が最も通じやすい日とされ、ご先祖様を供養するようになったそうです。

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彼岸におはぎを食べる理由

お彼岸におはぎを食べる理由は、様々な説があります。

・餅には「五穀豊穣」の意味が込められ、小豆は古くから“邪気を払う食べ物”とされていた為、ご先祖様の供養になると考えられていた。
・昔は砂糖はとても高価な物で、甘い物はとても貴重な食べ物とされていた為、特別な日にご先祖様におはぎをお供えしていた。
・お米とあんこを“合わせる”おはぎは、ご先祖様と自分たちの”心と心を合わせる“という意味と捉え、ご先祖様にお供えしていた。

などの理由から、おはぎをお彼岸に食べるようになったといわれています。

ちなみに、「おはぎ」と「ぼたもち」の二つの言い方がありますが、おはぎは秋の七草と呼ばれている“萩”の花が小豆に似ていることから「萩餅」と呼ばれ、それが今の「おはぎ」となったといわれています。「ぼたもち」は小豆を春に咲く花“牡丹”に見立て「牡丹餅」が「ぼたもち」になったといわれています。このことから、春のお彼岸で食べるのが「おはぎ」、秋のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」と呼ばれています。
同じ食べ物でも季節によって呼び名が変わるんですね。

まとめ

2017年の彼岸入り、彼岸明けや、お彼岸の意味などについてご紹介しましたが、普段あまり馴染みのない言葉なども多く、少し難しいと感じるかもしれませんね。ですが、お彼岸の時期にお墓参りをするのにはとても深い意味があるようです。2017年のお彼岸は春が3月17日~3月23日、秋が9月20日~26日です。家族でお墓参りに出かけるなど、ご先祖様に感謝する日として過ごしてみて下さいね。
お彼岸におはぎを食べる理由は諸説ありますが、春のお彼岸に食べるのが「おはぎ」、秋のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」と呼ばれます。

以上、「2017年彼岸入りと彼岸明けはいつからいつまで?意味やおはぎを食べる理由」でした。