保活とは?いつから?保活離婚や偽装就職までする現状

「保活」という言葉をご存知ですか?保活とは、4月の入園に向けた保育園、保育所探しの準備のことです。親は保育園入園の権利を得るため、あの手この手の活動をします。それをいわゆる「保活」と言います。
今回は、保活とはいつから始めるのか。そして、離婚までして保活を成功させる強者夫婦の現状などを書いていきます。
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保活はいつから?
保育園の受付時期が12〜1月頃というところがもっとも多いため、ピークは12月頃になりますが早めに始めておいた方がいいと思います。ただ、保活自体は妊娠したらもう始めておいても遅くありません。生まれてからは育児の方が忙しくなるため保活を考えている余裕がないためです。
妊娠後、母子手帳をもらいに役所に行った際、いっしょに保育園、保育所のことも相談しましょう。
保育課などに行き、どれくらい保育園や保育所が存在するのか教えてもらったり、どのような流れで入園できる保育園が決まるのかなど聞いておきましょう。
保育園の倍率や就労形態によっての通りやすい通りにくいなども教えてくれるので、事前に質問事項をまとめておくと良いと思います。
また子育てに関するメール配信サービスをしている自治体もあるので、登録して最新情報をチェックするようにします。
偽装離婚や偽装就職までする保活も
待機児童の数は減少傾向ですが、それでも2014年12月の集計で全国に2万人以上います。認可保育所は増えはしているのですが、それ以上に利用希望者も増えていて保育所の数が追いつかないという現状のようです。
また、待機児童がたくさんいるのは都市部で、東京、埼玉、千葉、神奈川、京都、大阪、兵庫などの政令指定都市で待機児童が約8割近くを占めているそうです。
こういった競争率が高い地域では、保育園の審査に通りやすくするため、偽装離婚をする夫婦が増えています。保活の時期に離婚をして、保育園に通ったら再度入籍するというやり方です。
そのために一時的に引っ越して住民票を移したり、手間のかかる工作までしている親がいます。
また、本当は働いていないのに就業している証明書類を、知人の会社経営者に書いてもらい、現在は、子供を友人に預けているということ装い、託児の証明書を作って印鑑をもらうというやり口です。
すごい執念としか言いようのない現状ですね。
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過激な保活の原因
こんなことになっている原因はやはり待機児童の数が一向に減っていかないという現状ですよね。認可保育所は徐々に増えてはいますが、認可をするのは国ではなく各地方自治体で、問題が起きた時の責任回避からハードルを上げている現状があります。
また、待機児童が多いのはどうしても都市部に集中し、認可できる場所がないということも原因です。
そして保育士の待遇が悪いことも待機児童が減らない一因です。保育士の平均年収は約300万円。時間の拘束や仕事の内容から考えるとかなりキツイと思います。
このような状況が少子化に拍車をかけています。結婚しても収入が低い、もしくは安定しない夫婦ならば、こういう状況を見て子供を作るのを躊躇するでしょう。子供を作って苦労するなら2人で気楽に生きていた方がいいと考えますよね。
人口が減るということは単純に国力が減るということなので経済的にも良くないことです。日本の経済が弱くなれば、益々円安が進み物価が高くなります。そうすると益々消費は冷え込み、更に日本の国力が弱くなるという負のスパイラルとなってしまいます。「子は宝」日本のためにもみんなで協力しあって子供を支えていきたいものです。
以上、保活とはなんなのか。またいつから開始するものなのか。そして偽装離婚や偽装就職までする現状についてでした。
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