マヌカハニーは危険で発がん性がある!?効果がないと言われる理由

マヌカハニーは危険で発がん性がある!?効果がないと言われる理由



テレビ番組で取り上げる機会が増えたことで、人気が高いマヌカハニー。ニュージーランドの先住民が聖なる木として崇め、昔から薬として使われていました。その効果は普通のはちみつよりも高く様々な効果があるということで、一気に注目を浴びるようになりました。でも一方で「効果がない」「副作用がある」「発がん性があって危険」などというネガティブな話しも出てきています。

今回は人気のマヌカハニーには本当に効果がないのか、発がん性や副作用など危険はないのかを検証してみたいと思います。

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マヌカハニーに効果がないという噂

調べてみると、マヌカハニーそのものに効果や効能がないということではないようです。どうやら使い方に問題があるようですね。マヌカハニーの使い方は、普通のはちみつと基本的には同じでヨーグルトに入れたり、トーストに塗ったして食べるのが一般的な使われ方です。

では効果がない使われ方とは何かというと、「マヌカハニーうがい」です。ネット上でもマヌカハニーを使ったうがいを勧めているサイトがありますが、マヌカハニーを溶かしたお湯や水でうがいをしても炎症を和らげる効果は期待できないそうです。
炎症を和らげるのであれば薄めたりせず、スプーンでマヌカハニーを1口すくって飲むようにしましょう。マヌカハニーには抗炎症作用と喉の病原菌を殺菌作用があるので、その方が患部に長い時間とどまってくれて効果があります。
その際気をつけたいのが、口に含んだマヌカハニーをすぐに全部飲み込まず、ゆっくり徐々に飲み込んでいくようにします。

これは普段喉が痛くないときでも続ける方がいいようです。そうすると、喉のイガイガ予防にもなり炎症しにくくなる効果が見込めます。

ということで、マヌカハニーに効果がないのではなく、せっかく喉の炎症に効果があるマヌカハニーをお湯や水で溶かして飲むと、薄まってしまい喉をあっという間に通りすぎてしまうので、炎症を和らげる効果がないというのが正しい理解になります。

また、マヌカハニーの偽物が世の中に多く出回っています。年間1600トンの生産量に対して、流通量は10000トンというデータがあり、80%以上は偽物が出回っているということになります。偽物であれば、当然本物と同じ効能は望めませんよね。これもマヌカハニーは効果がないと噂される一因かと思います。
安いからと飛びついたりせず、製造番号がしっかり書かれているか、成分表や製造元は怪しくないかなど良く確認して購入するようにしましょう。

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マヌカハニーは危険?発がん性があると言われる理由

マヌカハニーが発がん性があって危険だと言われるようになったのは、有効成分が「メチルグリオキサール」であることが関係しています。マヌカハニーの効果、効能である、抗炎症作用や抗菌作用はこのメチルグリオキサールによるものです。

実は、東北大学大学院医学系研究科の小川晋准教授らグループによって『「糖尿病合併症の進展予測物質を同定」―血中メチルグリオキサールは5年後の糖尿病性血管障害進展を予測する―』という研究論文の中で、「糖尿病性血管障害を起こす一部の患者さんにおいて血中メチルグリオキサール値が高いことが判った」という報告がされたことが、引き金になったようです。

このことで噂が噂を呼び、話しがあらぬ方向に進み、「メチルグリオキサールに発がん性がある」とされ、マヌカハニーにも発がん性があるのではないかと言われるようになりました。

ですが、そもそも論文の内容は糖尿病に関する研究報告で癌とはまったく関係ありません。
また、小川晋准教授も糖尿病性血管障害と血中メチルグリオキサール値が高いことの因果関係は解明できていなし、マヌカハニーを摂取した結果、血管障害の原因となったというデータもないとしています。そしてマヌカハニー摂取と本研究成果とは直接の関連性はないとしています。
ということで、マヌカハニーに発がん性があるという噂はデマ情報のようです。

これで危険ではないということがわかったかと思いますが、だからといって過剰に摂ることはやめましょう。摂取量は1日スプーン1〜2杯で十分です。
また、上記に書いた偽物については防腐剤や添加物が入っている可能性があるので、そういう意味ではマヌカハニーも危険ということになってしまいます・・・。

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マヌカハニーの効果のおさらい

ここまでで、正規のルートで販売された本物のマヌカハニーであれば、効果がなかったり、発がん性があって危険ということはないということはわかったかと思います。正しい摂取方法であれば、十分効果は見込めるということですね。

ということで最後にマヌカハニーの効果のおさらいをしておきます。

【胃腸の改善】
一番有名なのはピロリ菌の除去作用ですよね。メチルグリオキサールの働きで胃や腸にひそむ悪玉菌を弱らせたり、除去してくれます。

【傷口や炎症に効く】
メチルグリオキサールは高い抗炎症作用、抗菌作用があるので、傷口に塗ってバンドエイドをすると治りが早くなり、上記のように喉が痛いときに飲むと炎症が和らいでいきます。

【美容やダイエット効果】
マヌカハニーにはダイエット効果もあると言われています。理由は通常のはちみつと同じですが砂糖の代わりに使うことで、カロリーを抑えることができます。
また、はちみつには安眠効果があるので、寝る1時間前に少し舐めるかお湯に溶かして飲むとぐっすり眠ることができ美容にも一肌脱いでくれます。
さらにマヌカハニーは口に含むと酸性からアルカリ性に変わることがわかっているので、アルカリ性を摂取することができ、痩せやすい体にしてくれる効果があります。
ビタミン、ミネラルも豊富なので、美肌効果も期待できます。

【花粉症に効く】
1日スプーン2杯程度を摂取し続けると、花粉症の症状が軽減されると言われています。

【更年期障害に効く】
マヌカハニーにはポリフェノールが含まれているので、体のホルモンバランスを整えてくれ、苛々や骨粗しょう症の対策になると言われています。

以上のようにマヌカハニーは様々な効果が期待できます。

いかがでしたか?マヌカハニーに効果がないと言われている噂が摂取方法であることと、発がん性があって危険という噂についての説明は以上ですが、ニュージーランドの先住民達に聖なる木と言われるのも納得ですね。この機会にマヌカハニーを試してみるのもいいかもしれません。

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