潮干狩り 時期はいつから?沢山採るコツや道具、砂抜きなど一挙ご紹介

潮干狩り 時期はいつから?沢山採るコツや道具、砂抜きなど一挙ご紹介

すっかり暖かくなってきて子供と出かけるのにも最適な季節です。今回は春のレジャーのひとつ「潮干狩り」をご紹介。潮干狩りは潮の引いた砂浜でやる貝掘りです。小さなお子さんから年配の方まで簡単にできて、持って帰ってきた貝で夕飯のおかずが作れるので昔から人気のレジャーです。
とはいえ、潮干狩りも春ならいつ行ってもいいわけではないので、最適な時期と沢山貝を拾うコツ、そして必要な道具をご紹介します。また砂抜きの方法もご紹介します。

関連記事:千葉の潮干狩り 2017年の時期、無料と有料の差は?料金はいくら?

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潮干狩りの時期は?

潮干狩りに最適な時期は3月〜6月と言われています。ただ地域や採る貝の種類によって時期がズレます。今回は潮干狩りの代名詞、アサリの場合の時期になります。潮干狩りの最盛期は4月〜5月中旬くらいまで。夏場でも採れなくはないのですが、貝が毒化してしまう地域もあるのでやめたほうが無難です。
また、最適な時期だとしてもいつ行っても沢山取れるわけではなく、潮の満ち干きが大きい日を狙います。潮の満ち干きが大きい日は「大潮」と呼ばれる日で、満月と新月の日に訪れます。月と潮は1ヶ月周期で「新月→満月→新月」となっていきます。月と潮の相関図をわかりやすく表にしてみました。この表の「大潮」の時が潮干狩りに最適な日ということになります。

【月の満ち欠けと潮の相関図(1ヶ月)】

月の種類 潮の種類 潮の高低差(cm) 日数
新月 大潮 80〜100 1〜2日間
中潮 60〜80 2〜3日間
小潮 40〜60 2〜3日間
長潮 20〜40  1日
若潮 0〜20  1日
中潮 60〜80  2〜3日間
満月 大潮 80〜100  1〜2日間
中潮 60〜80 2〜3日間
小潮 40〜60 2〜3日間
長潮 20〜40 1日
若潮 0〜20 1日
中潮 60〜80 2〜3日間
新月 大潮 80〜100 1〜2日間

高低差は目安なので場所によって変わります。詳しくは気象庁で各地域の潮時表を検索してもらえれば簡単に出てきます。

なぜ大潮の日が潮干狩りにいいかというと、大潮の日は干潮時の水位が最も低くなるので、大潮の日以外は水で浸かっている場所も水が引くのでまだ誰も手をつけていない場所、ということになり貝が沢山いる可能性が高いのです。
なので、潮干狩りは大潮の日を狙って行くようにしましょう。

干満差

また、満潮と干潮は1日(24時間)の中で繰り返します。満潮時に海岸に行っても潮干狩りになりません。行くならば干潮時を狙って行かなければいけません。これも地域によって違うので、潮時表を見て確認してもらう必要があります。
ちなみに関東でもっとも潮干狩りが盛んな地域といえば千葉県なので、千葉県の例ですと、

(3月)10:45頃と22:45頃
(4月)10:30頃と22:30頃
(5月)10:15頃と22:15頃

となっています。夜に潮干狩りをするわけにはいかないので、午前中を狙って行きましょう。潮干狩りは干潮時の前後1〜2時間くらいが最適な時間帯なので、千葉の場合は午前8:30頃には現地に到着し、12時頃には終了というスケジュールを組む必要があります。

潮干狩りが終わったら、そのまま浜辺でお弁当を食べるなんていいんじゃないでしょうか。子供達は貝が掘れなくても波打ち際で遊べるので楽しいと思います。そして、帰宅後は掘った貝の「砂抜き作業」があるので、早めに帰宅しましょう!

沢山拾うためのコツ、場所選び

海岸に着いたら、砂浜のどこに行っても貝が採れるわけではありません。アサリなどの貝は砂浜の地形のある場所に集まる習性があります。一見同じように見れる波打ち際でも見方がわかっていると違いがわかるようになります。では海岸のどういったところに貝はいるのでしょうか?

【瀬を狙え!】
「瀬」と言われてもわかりませんよね。要するに砂の高低差ができている途中、傾斜部分です。海底の砂浜にも波によってできた高低差があります。そして貝は高いところと低いところの間である瀬に集まる習性があります。なので、まず海岸に到着したら離れた場所から潮の引いた砂浜をざっと見渡しましょう。そして瀬の部分を見つけたらそこにダッシュ!!たくさん採れる可能性大です。

瀬

また、瀬の種類には2種類あり、砂浜から沖に向かって左右が瀬のパターンと上下が瀬のパターンがあります。いずれも瀬の両側を狙いましょう。

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潮干狩りに必要な服装・道具

さぁ、続いて潮干狩りに必要な服装や道具です。これはあった方がいいという物をリストにしています。

【服装】
子供は水着に濡れてもいいTシャツなどを。大人も動きやすい長袖Tシャツか半袖Tシャツ。下は水着か半ズボンで濡れてもいい服装で。春とはいえ天気の良い日は日差しが強いので、半袖Tシャツの場合は日焼け止めを塗りましょう。また帽子も必須です。子供も大人も着替えを用意しておきましょう。靴はサンダルで大丈夫です。

【熊手(レーキ)とスコップ】
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鉄製の物はすぐに錆びてしまいます。また熊手は先の尖った物は貝を割ってしまうおそれがあるのでやめたほうがいいです。写真のような子供のオモチャ用のもので十分です。

【軍手かビニール手袋】
熊手を使わず軍手をつけて、自らの手でガシガシ掘る方法もあります。ビニール手袋でもいいですが、その場合は厚手のものを用意しましょう。

【ザルとビニール手袋】
採った貝を入れていくためのものです。ザルは直径16〜20cmくらいの少し小さめのものの方が便利です。砂を掘って貝を見つけたら、拾ってザルにポイッ。たまってきたら海水でざっと洗ってスーパーなどのビニール袋に入れます。ビニール袋は底にいくつか穴をあけておくとそこから水が出るので重くなりません。あんまり開けすぎると破れるので注意。ビニール袋は帰りのクーラーボックスに入れるときにも使うので、穴の開いていないものも数枚用意しておきます。

【クーラーボックスと保冷剤】
採った貝を入れておくクーラーボックスと持ち帰るまでに時間がかかるようなら保冷剤も用意しておきましょう。また採った貝は二重にしたビニール袋に入れてからクーラーボックスに入れてましょう。ビニールの中に採った場所の海水を入れておけば、帰り途中で貝が砂を吐いてくれます。

【ペットボトル】
2Lのものを2、3本用意しておきます。なんに使うかというと砂抜き用です。ペットボトルに海水を入れて持って帰ってきます。貝は自分が暮らしていた場所の水が一番安心します。ですから自宅で真水と塩で海水を作るのではなく、採った場所の少し水深の深いところに行って砂が混じっていないキレイな海水を汲んでおきます。

【飲み物】
3〜4時間海の上にいるので喉が渇きます。こまめに水分補給できるように水かスポーツドリンクを持って行きましょう。忘れるとかなりつらいです。子供もつらい。せっかく沢山貝がたまっている場所を見つけたのに飲み物を取りに車まで戻っている間に誰かに取られちゃう・・・。というジレンマに襲われます。でも喉が乾いたら無理せず諦めて飲み物のある所まで行きましょう。子供が日射病にでもかかったら大変です。

【タオル】
海の上で使うタオルと砂で汚れた足や手、子供は顔も洗う必要があるかもしれないので大きめのバスタオルを2、3枚用意しておきましょう。

【サングラス】
日差しが強いので必要に応じてつけた方がいいでしょう。

【荷物入れ】
ボディバッグかウエストポーチがあると便利です。飲み物や財布、スマホを入れておけます。

【ビニールシート】
潮干狩りの後、そのまま浜辺でお弁当も最高です。またパパかママが交代で荷物番をするのであれば必要ですね。

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貝の砂抜きの方法

採った貝は新鮮なうちに食べたいですよね。夕飯にアサリの酒蒸し、バター焼き、味噌汁など色んな料理になります。
その前に貝の砂抜きをしっかりやっておきましょう。一口噛んだ瞬間「ガリッッッ!」となるのは気持ち悪いですもんね。

まず底の平らなザルか水切りを用意します。トレイとセットになっているものが良いです。理由は貝が吐いた砂が網を通って底にたまることで、再び貝が砂を吸い込むことを防ぎます。
zaru001 (こういったタイプのもの)

この時大事なのは貝を入れすぎて貝同士が重ならないようにすること。重なっているとせっかく砂を吐いても下の貝が吸ってしまいます。
平らに貝を敷いたら、次にペットボトルに汲んできた海水を貝がかぶる程度入れます。入れ過ぎると貝は弱るので注意してください。あとは暗い場所に置き、貝が吐き出した海水で周りが汚れないのと暗くする効果のために新聞紙をかぶせておきます。2〜3時間くらい砂抜きをしますが、1時間毎に新しい海水に入れ替えてあげましょう。

これで砂抜きはOK。ザルからあげたら、調理する前に真水で貝を洗います。貝の表面の汚れや粘液を落とすのですが、この時手にちょっと塩をつけます。そして貝を5〜6個入れてこすり合わせながら洗います。塩が程良い研磨の役割をはたしてくれます。
この洗う作業の時に音をよく聞いておきましょう。普通よりも軽い音がしたら、割れているか中身の入っていない死んだ貝が混ざっている可能性がありますので取り除きましょう。

他にもちょ〜簡単に砂抜きができる方法があります!
関連記事:貝類の砂抜きは50度のお湯で洗えばあっという間に完了!

あとはおいしく調理して家族みんなでいただきましょう。

まとめ

いかがでしたか?小さな子供は、砂の中から貝を見つけたとき宝物でも見つけたかのように大喜びするはずです。今年は準備をばっちりして家族で潮干狩りにでかけましょう!

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