ホタル観賞の時期はいつ頃?コツやマナーを知って親子で幻想的な世界に

6月の梅雨の季節は雨が続いてジメジメとなんだか気分も萎えますが、この季節と言えば「ホタル観賞」というイベントがあります。闇に幻想的な光を放つホタル達は子供にもうけること間違いなしです。
そんなホタル観賞のコツとマナーを学んで、今年はホタル観賞にでかけてみてはいかがでしょうか?
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ホタル観賞の時期
【ホタルの種類を知る】
鑑賞ができるホタルの種類にはどんなものがあり、種類によって時期が違うのでしょうか?
◯ゲンジボタル(源氏蛍)
体調はオスが15mm、メスが20mmほどで日本のホタルの中で大型です。頭と羽根の間の前胸部部分が赤く十文字の模様が入っています。本州、四国、九州に広く分布し、水がキレイな渓流や河川に生息しています。
成虫は6月〜7月に産卵のための求愛行動をし、淡い黄緑色の光を1分間に約20回ほど点滅させます。
◯ヘイケボタル(平家蛍)
体調はオスが8mm、メスが10mmとゲンジボタルに比べ小型。前胸部は赤く縦に一本黒い模様が入っています。日本全国に生息しており、水田や池、湿原に住んでいます。
成虫は早いところでは4月、遅いところでは10月まで見ることができます。お尻の発光器官から淡い黄緑色の光を放ち、1分間に30回くらい点滅します。
◯ヒメホタル(姫蛍)
ゲンジボタル、ヘイケボタルに比べさらに一回り小さく、オスは5mm、メスは7mmほど。ただ地域によって大きさはマチマチで大きい個体が生息するところもあれば、小さい個体が生息しているところもあります。前胸部は赤いが黒い模様はなく頭付近が黒ずんでいます。ホタルは水辺に生息しているイメージが強いですが、このホタルは森林や草原に住んでいます。開けた水辺にいないことからあまり知られていない種類です。
本州、四国、九州に分布しており、見られる時期は5月〜6月です。ゲンジボタルやヘイケボタルに比べると光は鋭く、色は黄緑よりも黄色が強い光を放ちます。
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ホタル観賞のコツ
6月だからといっていつでもホタルが見られるわけではありません。ホタルが飛び交うのは一定条件が整った時です。では、どんな条件が揃うと光の乱舞が見られるのでしょうか。
・気温20度以上の日
・風がなく湿度の高い日
・雨が降っていない日
・晴れていない曇った日
このような条件が揃うとホタルは飛び交います。なので梅雨の合間の雨上がりの夜あたりが狙い目となります。
時間帯は夜7〜9時の間に活発になります。この時間帯を見逃しても大丈夫。条件さえ整っていれば、ホタルは一晩に3回乱舞します。
1回目:夜7〜9時
2回目:夜11時前後
3回目:夜中の2時前後
また、鑑賞に出かける時はヤブ蚊などに刺されないよう虫よけを用意した方がいいと思います。
ホタル観賞のマナー
どんな遊びやイベントにもルールがあります。良いパパの見本となるため、下記のマナーに気をつけて鑑賞しましょう。
◯鑑賞中は光を出すものは消す。車のヘッドライト、懐中電灯、スマホなど、光を出すものは消しましょう。
◯大声で騒がない。近隣には住宅がある場合もあるので静かに鑑賞しましょう。
◯獲らない。ホタル観賞はその場所に行って見るから雰囲気があるものです。ホタルは寿命が短いので獲って持って帰ることはやめましょう。
◯生息場所に入らない。ホタルが止まっている草むらに故意に入っていくのはやめましょう。メスは飛べないので草むらに入ってしまうと踏んでしまうかもしれません。
◯ゴミで汚さない。ホタルはキレイな環境を好みます。地域の人達にも迷惑ですしゴミを出さないようにしましょう。
以上のようなマナーを守れば、ホタルもそれに応えてくれて毎年美しい光のショーを見せてくれることでしょう。
全国の自治体や民間企業、宿泊施設などが毎年ホタル観賞のイベントを開催するので、近くのイベントを調べるのも楽しいと思います。
イベントの少ない梅雨の時期に、今年は子供と一緒にホタル観賞に行きませんか。
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