銀杏拾いの時期や処理方法って? 実は食べ過ぎると死んじゃう噂って本当?

銀杏拾いの時期や処理方法って? 実は食べ過ぎると死んじゃう噂って本当?



秋になり銀杏拾いの時期になると、子供の頃に黙々と拾った記憶がよみがえるという人が多いのではないでしょうか?あの独特の臭いに敬遠する人もいますが、煎って食べるとおいしい銀杏。今回は銀杏が拾える時期と面倒だと思われがちな銀杏の簡単な処理方法や、食べ過ぎると死んじゃうという噂についてまとめました。

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銀杏拾いの時期はいつ?

銀杏拾いに適した時期は、9月~11月。銀杏の実が落ちるのはイチョウの葉が黄色に色づく前です。関東地方は比較的早く、9月に入ったころから銀杏の実が落ちだします。葉が色づいて地面にハラハラと落ちる頃には、実はほとんど残っていないので要注意!イチョウの木を見つけたら、こまめにチェックしておくといいかもしれませんね。

ついつい夢中になってしまう銀杏拾いですが、拾い方に注意が必要です。見つけたからといって素手で拾うのはご法度!銀杏の実は弱アルカリ性。人間の皮膚は弱酸性なので、素手で触るとかぶれてしまうのです。

銀杏のみを拾う時には、厚手のビニール手袋をはめるようにしましょう。軍手だと、果肉がつぶれて汁が出てきた時にかぶれてしまいます。また、黄色の実の部分は強烈な臭いを放ちますから、回収したものはビニール袋に2重に入れて持ち帰るのがおすすめ。特に、銀杏拾いの後に公共機関に乗る場合は、周囲の人への配慮も忘れずに。

拾った銀杏の処理方法はこれ!

臭いがキツい銀杏の実を簡単に剥く方法をご紹介します。必要なものは、ペットボトル、ビニール袋、割りばし、ゴム手袋の4つだけ。ペットボトルに銀杏の実を1/3~1/2程度入れて、ひたひたの水を注ぎます。そのまま1日浸しておきましょう。この間に、果肉が柔らかくなって外れやすくなります。

1日たったら、ペットボトルを思いっきり上下に振ります。果肉は、かなり強烈な臭いを発するので、ビニール袋に二重にして処分しましょう。手に臭いがつくと取れないので、手袋をつけるのを忘れずに。ペットボトルを振るところは、お子さんに手伝ってもらってもいいですね。うっかり触ってかぶれると大変なので、果肉を分けるところからは大人の人が処理すると安心です。

あとは綺麗に洗って、1週間くらいカラカラになるまで天日干しするだけです。この時期は天気が悪い日も多いので、天気予報を見て、雨が降りそうなら室内で乾燥させましょう。暖房器具の近くや、エアコンの風があたる場所においておくと、早く乾燥しますよ。

「銀杏の実を簡単に食べたい!」という時には、レンジを使うのがおすすめ。面倒な下処理は不要で、必要な道具は茶封筒たったの1枚。封筒の中に殻つきの銀杏を10~15個入れ、口を2~3回折り返します。あとは、そのままレンジに入れて600wで1分チンするだけ。加熱中は、殻がパチンパチン!と弾けて割れるので、かなり大きな音がします。

1分たったら取り出して、殻をむいて塩を振って食べましょう。15粒以上入れるとうまく殻が割れないのでご注意ください。銀杏の油染みが若干つきますが、封筒は繰り返し使用できます。簡単でおいしいので、おつまみにもぴったり!

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銀杏は実は食べ過ぎると死んじゃう!?

滋養強壮効果がある事から、薬としても使われてきた銀杏。美味しくてついつい手が伸びてしまいますが、子供の頃に「食べ過ぎると死んじゃうよ!」なんて大人に言われたことはありませんか?「そんなの、嘘だ」と思っている人も多いと思いますが、あながち間違いではないのです。

銀杏を食べ過ぎると、腹痛や嘔吐、下痢、麻痺、呼吸困難といった中毒症状を発症する危険性があります。中毒患者の7割以上は10歳未満の子供だと言いますから、食べ過ぎないように親が管理してあげる必要があります。念のため、5歳未満は与えない方がいいという人も多いです。

中毒が起きる量の目安とは大人で40粒、子供で7粒。目安量の半分程度にとどめておくのが賢明です。お皿に一度に出すと食べた量が分からなくなるので、食べる分だけ、各自のお皿に取り分けるようにするといいかもしれませんね。

銀杏拾いの時期は地域によって変わりますが、早いところでは9月から実を拾うことができます。素手で触るとかぶれるので、必ず手袋とビニール袋を持参して拾うようにして下さいね。面倒な銀杏の下処理は、ペットボトルを使うと簡単です。食べ過ぎに注意して、栄養満点の旬の味を楽しみましょう!

以上、「銀杏拾いの時期や処理方法って? 実は食べ過ぎると死んじゃう噂って本当?」でした。

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