8月8日、天皇陛下が生前退位の意向を正式に表明するという報道が流れました。ということは元号が変わり、平成は終わってしまうのでしょうか！？そして次の元号は「安始」という噂がネット上で流れています。果たして本当なのか検証してみました。また、他に次の元号の候補がないか調べました。
そしてこれまでの元号一覧と元号の決め方をご紹介します。

平成の次の元号は安始！？安久！？未来人が予想

なにやら2052年の未来から来たと言われるいわゆる未来人の予想によると、平成の次の元号は「安始」か「安久」になるだろうとのことなのです。ちなみに読み方は「安始」が「やすし」、「安久」が「あんきゅう」なのだそうです。

現在の「平成」は、他にも案がありました。「修文」、「正化」、「文思」、「天章」、「光昭」などが候補に上がっていたそうです。

未来人が存在するのかどうかも疑問ですし、宮内庁の内部の人とか？いずれにしてもトップシークレットなはずなので、そう簡単に情報は漏れないと思いますが、次の元号は果たしてどうなるのでしょう？

元号の決め方

元号とはどのような決め方なのでしょう？天皇が決めるのでしょうか？実は法律では「元号を政令で定める」となっているだけで具体的な決定方法はないのです。つまり方法は自由です。ちなみに「平成」の元号が決まった時は下記の手順で決まりました。

１．漢文学や国文学関連の大学教授ら有識者が元となる候補を考案する
２．内閣官房長官がその中から選定する
３．閣議で選定された候補を元に協議する
４．衆参両院議長の意見も聞く
５．最終的に閣議で決定

今回、天皇陛下が生前退位することで元号が変わりますが、上記のプロセスを踏むかどうかはわかりません。決め方のにルールはないので、インターネットで国民投票するのもありかもしれませんね。

これまでのロングラン元号ベスト5！！

日本の元号の歴史は、はるか昔の飛鳥時代にまで遡ります。初代元号は「大化（たいか）」、皇極天皇時代で西暦645年7月17日から650年3月22日の４年半続いたとされています。
では、これまでの元号では何が長く続いたのでしょうか？ロングラン元号ベスト5を発表したいと思います。

【第1位】
昭和（しょうわ）
64年間と元号の歴史が始まってもっとも長い元号でした。期間は1926年12月25日から1989年1月7日まで。昭和は64年という歴史の中で、戦争から高度経済成長まで劇的な変化があった時代の元号です。

【第2位】
明治（めいじ）
45年間続いたこちもロングランな時代でした。期間は1868年1月25日から1912年7月29日まで。近代社会なっていった時代ですね。

【第3位】
応永（おうえい）
南北朝・室町時代にあった元号で、35年続きました。時の天皇は後小松天皇で途中、疫病の流行による改元で称光天皇に引き継がれました。期間は、1394年8月2日から1428年6月10日まで。

【第4位】
平成（へいせい）
現在の元号です。説明する必要もありませんが、8月で生前退位が行われれば、28年間の歴史であったことになります。

【第5位】
延暦（えんりゃく）
正平（しょうへい）
同列5位で25年続いた元号です。延暦は奈良時代で782年9月30日から806年6月8日まで続いたとされ、時の天皇は桓武天皇でした。
正平はそこから541年後の南北朝時代、1347年1月20日から1370年8月16日まで続いた元号です。天皇の即位による元号ではなく、天変、もしくは兵革による改元ではないかと言われています。

こうやってみると近代になってから元号も長くなったのがわかりますね。昔は同じ天皇でも大きな変化（病気や戦争）などがあると、元号を変えていたようです。そう考えると昭和も太平洋戦争が終わったタイミングで変えてもよかったのかもしれませんね。

生前退位、元号が変わる日はいつ？

平成の天皇陛下が生前退位の意向を正式に発表されるのは8月8日となっています。この日に「◯月◯日をもって退位する」と発表されれば、そこから新しい時代になるということです。果たしてそれはいつになるのでしょう？
過去に生前退位が行われた歴史はありますが、200年以上前の話しです。同じ期間かけて行うのは少し考えにくいような気もします。ただし報道では数年かけてとも言われているので、今年中に生前退位がされて元号が変わることはなさそうです。

（こちらは生前退位の意向を示されたことを報道したニュース番組）

昭和天皇も高齢でしたが、確かに亡くなるまで公務を続けられるのは身体的にも大変だと思うので、生前退位は理にかなっていますよね。
いずれにしても次の時代も平和な世の中であってほしいものです。

以上、「平成の次の元号！未来人が予想！？決め方はや過去のロングラン元号リスト」でした。