リゾネットは仕組みは儲かる?やってもいい人、ダメな人

リゾネットは仕組みは儲かる?やってもいい人、ダメな人

旅行を商材にしたマルチ商法の「リゾネット」。セールスレターと呼ばれる紙を読まされ、興味を示すと東京八丁堀にあるビルで毎週開催されている「説明会」に参加することになります。
説明会では誰でも儲かると言われ、今会員にならないと将来会員の価値が上がり、なりたくてもなれない時代になると言われます。

果たしてリゾネットは儲かるのか?元会員のヒアリングをまとめ、リゾネットをやってもいい人、ダメな人の特徴を解説したいと思います。

リゾネットの仕組み

彼らは「ネットワークビジネス」と呼びますが、世間によく知られている呼び方だと「マルチ商法」になります。もう少し小難しく言うと「MLM、マルチレベルマーケティング」とも呼ばれます。
マルチ商法と聞くと怪しい胡散臭いイメージが先行しますが、法律でも認められたれっきとしたビジネス手法なんです。よくネズミ講とマルチ商法を混同している人がいますが違う手法です。

【スポンサードリンク】

【ネズミ講】
無限連鎖講(むげんれんさこう)とも呼ばれ、金品を直接親会員に渡します。自分が親会員になって子会員を増やすと金品の一部が入ってきて、孫会員、ひ孫会員と連鎖していくことで、正にねずみ算式に会員が増えていく仕組みです。直接金品の受け渡しが発生することと、無制限に会員が増えていくことから、1978年に「無限連鎖防止法」ができ、立派な犯罪となりました。

【マルチ商法】
マルチ商法は法律上「連鎖販売取引」と呼ばれ違法ではありません。
ただし、「特定商取引法(特商法)の第33条」に沿った取引形態になっていなければ違法となります。これがよく世の中で混同される「悪徳マルチ商法」と呼ばれるものです。
マルチ商法は会員を増やし、報酬をもらうという手法はネズミ講と同じですが、大きな違いは「商材」と呼ばれる商品を扱う点です。今回のリゾネットであれば「旅行」が商材になります。

さて、ではリゾネットの仕組みとはどういうものでしょうか?

(リゾネットの商材)
・国内・海外18箇所にある自社施設に一泊1,620円で利用できる
・提携ホテルチェーンを格安で利用できる
・定期的に提供される格安旅行プランに申し込める
・フィットネスクラブや提携レストランも格安で利用できる
・会員を増やしてリゾネットに貢献すると会員レベルが上がり、それに合わせて限定の格安旅行プランに行けるようになる。

などです。
ただし、国内の自社施設はかなり古いワンルームマンションが多く、あまり快適な部屋とは言えません。ハワイの施設はかなりいい部屋だそうです。また提携ホテルチェーンは、びっくりするほど格安ではありません。じゃらんnetや楽天トラベルの方が安い場合もしばしばあります。
定期的に提供される格安旅行プランは、公開されるとすぐに埋まってしまって利用できないことがほとんどです。

5番目の会員レベルを上げると行けるようになる格安旅行プランは、かなりいい内容になっています。ハワイやドバイなどの海外プラン、国内旅行も全て超一流ホテルや旅館が用意されています。また高いレベルの会員数は少ないのですぐに埋まって行けないということはありません。

このことから、リゾネットの商材は会員を増やして会員レベルを上げることで、初めてお得と思える旅行ができます。

(リゾネットの会費)
リゾネットの会員になるには2通り用意されています。

入会費27,000円の会員:エコノミークラスと呼ばれ、リゾネットの商材を利用することはできますが、会員を紹介することによる報酬は入ってきません。

入会費142,560円の会員:ビジネスクラスと呼ばれ、リゾネットの商材を利用することもでき、会員紹介による報酬も入ってきます。

これ以外に毎月1万円の月会費がかかります。

【スポンサードリンク】

リゾネットは儲かる?

さてリゾネットに入会しようか考えている人の中の最大の疑問は「結局儲かるの?」ということかと思います。リゾネットの仕組み事態は違法ではないので、世の中のほとんどの人達が「マルチ商法=ネズミ講=怪しい」とイメージしていたとしても捕まることはありません。

そしてリゾネットのマルチ商法が儲かるのかというと、「誰でも儲かるわけではない」ではないかと思われます。また他のマルチ商法に比べると商材が旅行ということから、競合するライバルがいないので儲けやすいとは思います。
よくあるマルチ商法は化粧品や健康食品で、競合が多く、またこれらの商品を売るのは相当な営業力が必要です。

リゾネットをやってもいい人、ダメな人

リゾネットは他のマルチ商法に比べると、儲けやすいとは書きましたがそれでも向き不向きがあります。ではどんな人ならやってもいいのでしょうか。

【リゾネットをやってもいい人】
○顔が広い人。知り合いや友達がものすごく多く、一部の人が離れていっても気にしない人。もしくは新しい友達をどんどん増やせる
○プレゼン力がある人。リゾネットの勧誘の仕組みは第一段階では「セールスレター」を読ませるとしています。これは人によってプレゼン力に差があるからでセールスレターさえ読んでもらえば自分がプレゼンをする必要はないとしています。ですが、セールスレターで説明会に連れてきたとしてもその後のフォローは必要なので、やはりプレゼン力は必要です。
○信じやすく、がむしゃらな人。一度信じたら疑わずまっすぐ一つのことに邁進していく人です。まわりからやめるよう説得されてもものともしない精神力を持っている人。
○資金のある人。リゾネットの勧誘方法の一つに自分が旅行に行きまくる写真をブログやフェイスブックにアップして、関心を持って連絡してきた友達を誘うという方法があります。いくら安い商材といっても資金は必要なので、この手法を使う場合はお金が必要です。

【リゾネットをやったらダメな人】
やってもいい人の逆です。
・友達が少ない(しゃべりかお金があれば大丈夫)
・しゃべりが不得意(お金があれば大丈夫)
・お金がない(しゃべりとガッツがあれば大丈夫)
・疑り深い、めんどくさがり

こうやって書き出すと、ほとんどの人はやったらダメな人のような気がします。つまり「ごく普通の人はマルチ商法はやらない方が無難」ということになりそうですね。

まとめ

リゾネットはネズミ講のような違法商法ではありません。ただし、リゾネットの商材「旅行」がとても魅力的かというと「?」で、それでも会員を増やす活動をがんばって会員レベルが上がると、特別な旅行プランが用意されています。
そして肝心のリゾネットは儲かるのかという疑問は、「誰でも儲かるわけではない」です。マルチ商法で成功するには向いているタイプの人がいて、普通の人はやらない方が無難です。

どんなビジネスでも簡単に儲かるものはないということですね。

以上、「リゾネットは仕組みは儲かる?やってもいい人、ダメな人」でした。