秋の花粉症 時期や原因、症状や対策は?

秋の花粉症 時期や原因、症状や対策は?

花粉症と言えば春の病気だと思っている人も多いと思いますが、ほぼ一年中あり、春に次いでシーズンとなるのが秋です。今回は2016年の秋の花粉症について、時期や原因、症状について解説します。

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秋の花粉症の種類別時期

主な原因となる植物はイネ科、ブタクサ(キク科)、ヨモギ(キク科)、カナムグラ(クワ科)などがあります。

【イネ科】
カモガヤ、ハガハグサ、コヌカグサ、ホソムギ、シラゲガヤ、コスズメノチャヒキ、ヒロハウシノケグサ、ハルガネ、イネ(水稲)、麦、アシ、ススキなどがあり、種類によりますがほぼ一年中イネ科は花粉症に影響を与えているといえます。その中のカモガヤは5月から9月頃まで花粉を飛散させます。

【キク科】
秋の花粉症として最も有名なキク科の「ブタクサ」、「ヨモギ」は8月から10月に花粉を飛散させます。

【クワ科】
「カナムグラ」は8月から10月頃、花粉を飛散させます。カナムグラはとても繁殖力が強い一年草で、茎にあるたくさんのとげを使い他の植物に絡みつきながら繁殖していきます。

秋の花粉症の症状、春の花粉症の違い

秋の花粉症の原因となる植物は上記のような草木になり、公園や河川敷、道路脇に広く生息していますが、春の花粉症の樹木の花粉と比べ、飛距離が短いため、近づかないことで症状を抑えられます。

春の花粉症の場合、スギ、ヒノキ、ハンノキなどの樹木です。樹木の花粉なので、風により花粉が広範囲に飛散され、期間も5~6か月と長い間花粉の影響を受けます。
ですから一年の中で春の花粉症が一番症状が出やすいということになります。

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秋の花粉症の症状と対策

症状は春も秋も共通して言え、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、また、人によって喉が痛い、咳が出るなどの症状が出ます。
対策としては、春と同様です。アレルギー症状を抑える薬を医師や薬局で処方してもらう、花粉対策用のメガネなどをするなどの対策を取る必要があります。

また、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどの原因となる草木に近づかなくても花粉症状が出る場合は、花粉症の原因物質と似た物質が含まれる食物を食べてる可能性があります。
(カモガヤに似た物質を含んだ食べ物)メロン、スイカなどのウリ科
(ブタクサ、ヨモギに似た物質を含んだ食べ物)メロン、セロリ、ニンジン

これらは共通抗原性が報告されている食べ物で症状としては、喉がイガイガしたり痒くなったりします。これを『口腔アレルギー症候群OAS』と呼びます。

人によって春の花粉症だけ、秋の花粉症だけ、もしくは両方共症状が出ることがあります。症状が出る人には花粉が飛ぶ時期はつらいものがありますよね。早め早めに対策を取られることをオススメします。

以上、「秋の花粉症2016 時期や原因、症状や対策」について解説しました。

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